こんにちは
パパ薬剤師です。

今日は亜鉛(Zn)という成分について確認してみようと思います,,
ビタミンD、マグネシウム(Mg)に続いて、3番目にチェックする成分です。
ビタミンD欠乏の深刻さ
マグネシウム(Mg)-見えない欠乏
亜鉛はビタミンDやマグネシウムのように欠乏が問題になるというよりも,,
免疫力のために関心を持たれている成分です。
亜鉛(Zinc, Zn)
主に、お子さんが風邪をひきやすいためにお求めになることが多く、
お子さんの食欲を増進させるためにもよくお求めいただく成分です,,
実際に亜鉛は
少し関心を持って見てみると、思った以上に多くの用途がある成分なので、
もう少し深くチェックしてみようと思います。
やや専門的な内容も含まれますが、
読み飛ばしても、理解するうえで大きな支障はないと思います 🙂
では始めましょう!!

1. 亜鉛(Zn)とは?
亜鉛はカルシウム、マグネシウム、鉄分のように金属の一種で
健康を維持し、毎日重要な機能を果たすために、
毎日少量ずつ必要な必須微量元素です。
細胞の成長、生殖機能の成熟、免疫など、体内のさまざまな作用に関与し、
私たちの体には約1.5〜2.5gが含まれており、
そのうち約60%は筋肉に、残りは骨格などに分布しています。
2. 亜鉛の役割
炭水化物・タンパク質代謝など200余種の酵素として作用し、
ホルモンの産生および分泌、
体内における主要な代謝過程や反応の調節にも関与しています。
また、DNA合成、成長、脳の発達、細胞膜の安定性、骨形成、傷の再生などの
さまざまな過程に必要な酵素の補助因子として重要な役割を果たします。
亜鉛の主な役割は次のとおりです。
1. 免疫力の向上
亜鉛といえば、まず思い浮かぶのが免疫力です。
継続的な亜鉛の摂取は、風邪をひくリスクを下げる可能性があり、
風邪をひいた際も、亜鉛の摂取によって回復を早めることができます。
インドのChandigarhにある医学教育センター(Medical Education Centre)が実施した研究によると、
亜鉛を風邪関連症状の発症から24時間以内に投与すると、
亜鉛を補充しなかった対照群と比較して、症状の持続期間が著しく短縮されたとのことです。
2. 抗炎症および抗酸化剤
亜鉛は効果的な抗炎症・抗酸化剤です。
高齢患者のがん細胞の突然変異を予防し、
腫瘍の成長を抑制する正常な細胞分裂を助けます。
したがって、がんや心臓病などの慢性疾患に効果的である可能性があります。
3. ホルモンバランスの維持
亜鉛は、甲状腺ホルモン、インスリン、成長ホルモン、性ホルモンなどの産生および活動に重要な役割を果たします。
4. 心血管の健康
亜鉛は抗炎症作用と抗酸化作用によって心血管を健康に保ちます。
そのため、動脈硬化、高血圧、コレステロール値などの改善に役立ちます。
5. 下痢の予防
亜鉛欠乏症は慢性的な消化障害や下痢疾患と関連しています。
持続的な下痢は亜鉛欠乏を引き起こす可能性があります。
亜鉛の補充は予防および急性下痢に有効です。
WHOとUNICEFは、開発途上国において急性下痢を起こしている子どもに対し、20mgの亜鉛を10〜14日間投与すること(6か月未満の子どもには10mg)を推奨しています。
6. 妊娠の可能性を高める
亜鉛は性ホルモンの生成・調節に重要な役割を果たします。
男性ホルモンであるテストステロンの値を調節し、女性の卵子の成熟や排卵過程においても必要とされます。
そのため、妊娠を準備しているカップルはもちろん、不妊患者が必ず摂取すべき成分です。
7. 筋肉の成長と回復を助けます。
亜鉛は細胞分裂と細胞成長に重要な役割を果たします。
亜鉛は、身体が回復し筋肉や骨格系で力を維持できるようにすることで、筋肉の修復と成長を助けます。
8. そのほか、糖尿病、心血管の健康、肝臓の健康、
食欲および味覚の維持、傷の治癒促進など
さまざまな役割を果たします。

(出典:auroralifescience.com)
3. 亜鉛欠乏
亜鉛欠乏はいつ起こるのでしょうか?
単純に亜鉛の摂取が不足すれば欠乏になりますよね?
肉類や特定の魚介類などのタンパク質が豊富な食品、
特に豆類や穀類は亜鉛の含有量が高いです。
しかし、加工・包装された穀物製品には
亜鉛の吸収を阻害する成分が含まれており、
欠乏を引き起こしやすくなります。
したがって、菜食主義者は亜鉛が欠乏する可能性があり、
そのほかにも、胃炎の患者やリーキーガット症候群(Leaky Gut Syndrome)などの胃腸障害がある場合は、
亜鉛欠乏が生じることがあります。
特に、乳幼児・子どもの急速な成長に伴い亜鉛の必要量が増加するため、
亜鉛欠乏になる可能性がありますので、お母さん方は特に気をつけてください。
避妊薬を定期的に服用している女性にも亜鉛欠乏が現れます。
(これは、薬が私たちの体内の栄養素を枯渇させるという드럭머거(Drug Mugger)の概念に関連しています。)
そのほか、急性・慢性の下痢を起こした場合にも、一時的な亜鉛欠乏が生じることがあります。
4. 欠乏症状
亜鉛が不足すると、さまざまな生化学的機能が低下します。
核酸・タンパク質の合成や鉄分の代謝に関与しているため、
欠乏時には成長遅延、筋力低下、食欲不振、免疫機能の低下が現れることがあります。
傷の回復が遅くなり、髪の毛や爪が弱くなることもあります。
また、感染に対する抵抗力が低下し、
呼吸器や消化管の感染頻度が増加する可能性があります。
内容が多くなってきたので、ここでちょっと一息入れたいと思います。
次の投稿では、亜鉛の副作用と製品の選び方・服用方法についてご紹介する予定です。
すぐに戻ってきます 🙂

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